『暑さ寒さも彼岸まで』は、彼岸を境目として気候が変わることが由来の慣用句ですが、その意味を転じて、「辛いこともいずれ時期が来れば去っていく」という意味で用いられることもあります。「厳しい自然を耐え忍んでいれば徐々に和らいでくるから 暑さ寒さも、もう少しだから我慢しよう」のように「どんなに困難なつらい事でも、時が経てば、乗り越えることができる」という自然には太刀打ちできない、切なさが「先人の励まし」のように感じられる言葉です。
今日はきれいにお花が生けられたと思う日があっても、先生に手直していただいくととてもきれいになって、あれ~っと思うことがしばしばあります…😓
私の『暑さ寒さも』も時が過ぎれば、乗り越えられるものでしょうか。いやいや、そんなときが過ぎるだけで解決する訳がない。慣用句の解釈を勝手に曲げないで、まじめに枝をためるお稽古をしましょう。ちゃんちゃん。
本 日 の 花 材
新風体 サンゴ水木・リンドウ・スカシユリ
生 花 サンゴ水木・小ギク
自由花 ハブ草・シマハラン・バラ・SPカーネーション・小ギク
新風体;巻幡奈央子 |
生花;村上弘美 |
自由花;秦悦子 |
自由花;田頭みどり |
自由花;檜垣妙子 |