2024年9月25日水曜日

2024年9月24日のお稽古

『暑さ寒さも彼岸まで』は、彼岸を境目として気候が変わることが由来の慣用句ですが、その意味を転じて、「辛いこともいずれ時期が来れば去っていく」という意味で用いられることもあります。「厳しい自然を耐え忍んでいれば徐々に和らいでくるから 暑さ寒さも、もう少しだから我慢しよう」のように「どんなに困難なつらい事でも、時が経てば、乗り越えることができる」という自然には太刀打ちできない、切なさが「先人の励まし」のように感じられる言葉です。 

今日はきれいにお花が生けられたと思う日があっても、先生に手直していただいくととてもきれいになって、あれ~っと思うことがしばしばあります…😓

私の『暑さ寒さも』も時が過ぎれば、乗り越えられるものでしょうか。いやいや、そんなときが過ぎるだけで解決する訳がない。慣用句の解釈を勝手に曲げないで、まじめに枝をためるお稽古をしましょう。ちゃんちゃん。



本 日 の 花 材

新風体 サンゴ水木・リンドウ・スカシユリ

生 花 サンゴ水木・小ギク

自由花 ハブ草・シマハラン・バラ・SPカーネーション・小ギク


新風体;巻幡奈央子

生花;村上弘美

生花;岡野和恵

自由花;秦悦子

自由花;田頭みどり

自由花;檜垣妙子



2024年9月20日金曜日

2024年9月17日のお稽古

 9月17日は中秋の名月です。

太陽のようにギラギラとしたエネルギーを感じるわけでもないのに、月は神秘的な底知れぬパワーを感じますね。

地球から太陽光の反射が見えない状態を新月太陽光の反射が最も見える状態を満月と呼びます。そして新月と満月の時が大潮になります。科学的な理由はちゃんとあるのでしょうが、それだけでもなんとも神秘的です。あらゆる生命に影響を及ぼす月の和名もかっこいいですよ。覚えてください。


ちなみに十三夜月は十五夜満月の次に美しい月と言われています。
満月の次の十六夜月は、満月より50分も遅れて出てくるそうです。ためらいがち(いざよう)に出てくる月なので「十六夜(いざよい)」というそうです。
この二つの月は満月より人気があるそうです…日本人だなと思います。


本 日 の 花 材

自由花 石化柳・キクロサーノ・リンドウ・ゴット・SPキク

生 花 菊

新風体 ケイトウ・ワレモコウ・オキナワシャガ


自由花;田頭みどり


自由花;秦悦子

自由花;森田由子

生花;村上弘美

生花;岡野和恵

新風体;巻幡奈央子











2024年9月11日水曜日

  昨夜、知人の家で月下美人の花を初めて見ました。


 夜にかけて花が咲き、翌朝太陽が昇るまでにしぼんでしまいます。花言葉は『艶やかな美人』『はかない恋』『ただ一度だけ会いたくて』があります。花言葉のとおりのイメージです。そして、あたり一面にいい匂いがします。写真の右側にある赤い縦じまっぽいのが、次の夜に咲く蕾です。
 一夜限りの月下美人は、蝶々にも蜜蜂にもてんとう虫にもそしてお日様にも縁がなくしぼむのです。きれいに咲く花だけに、哀れに感じます。
 
 あっ、生けたお花は漂白剤を少量落とすと長持ちするそうですよ。
 漂白剤に騙される(笑)お花の方が可愛くて親近感を感じます。
 あなたはどう思いますか  ww


本 日 の 花 材

生 花 石化柳・小菊

自由花 野イバラ・ダイアンサス・雪柳・リンドウ


生花;村上弘美


自由花;秦悦子

自由花;田頭みどり

自由花;森田由子